肉体派/甘糟りり子
★★★
最近この手の本ばかり読んでいる気がする 舞台は都内のとあるスポーツジム そこにさまざまな理由で集まってきたそれぞれの人間模様のお話 スポーツジムという舞台を接点に そこに色々な理由で集まってきた人間のオムニバスの短編集といえばいいのか ある女性は過食症の女性だったり ある女性は加齢で体の線が崩れるのを恐れたり ある男性は鍛えた筋肉に対して異常に執着したり ここに登場する人間はどの人も肉体の健康とは裏腹に 心の病んだ人ばかり。。。 それがなんとも今風で、いるよねこういう人 という風情がありありなのである そしてどの人の中にも自分の姿が見え隠れしていたりする ララピポのときもそうだったのだが ちょっと悲しくて、読み終わった後虚ろな虚脱感が付きまとう これが最近のハードカバーの傾向なのだろうか? 次は楽しくて思い切り笑える本が読みたくなるのである
by nono1208
| 2006-01-04 18:04
| 本
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||